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子ども特派員リポート
世界に自慢したい日本の南極観測船「しらせ」
村上幸希ゆき
南極観船「しらせ」を見学
10月3日、名古屋港で南極観船「しらせ」を見学しました。

今、南極は冬から春へ変わるところなので、次の航海は11月からです。
だから、今は日本近海で訓練をしていて、途中で名古屋港に寄港しました。

「しらせ」は、氷を割って進みながら南極まで航行できる砕氷艦で、船名は、いろいろな説がありますが、「しらせ」を運用する海上自衛隊の説明では、昭和基地の南西約100kmにある、「白瀬氷河」から名付けられたということです。
では、どうやって「しらせ」は氷を割りながら進むのでしょうか。

南極観船「しらせ」
「しらせ」の船首は特別な形をしているので、そこを氷の上にのせると割れて前に進めるようになります。
1.5mぐらいまでの厚さの氷なら連続して割ることができますが、3mを超える厚さの氷を割らなければならないこともあるそうです。
氷が厚いとなかなか割れないので、1日に1kmしか進めないこともあったそうです。

ぼくは、もっとすぐに氷が割れると思っていたので、この話を聞いて氷を割るのはむずかしいのだと思いました。

氷を割りやすくするために、ポンプでくみ上げた海水を船体前方にある20個の穴から吹き出させて、氷の上につもった雪をとかしながら進む装置もあります。
実際に南極に行ったことのある乗組員の方は、「雪のつもった氷の上を進んでいく時はスポンジの中に入っていくような感じ」だと表現してくれました。

南極の石
次に、「しらせ」の中で見たものをいくつか紹介します。
まず、船の後ろの格納庫に行きました。そこには、南極の石が一般公開のために置いてありました。

南極というと、一面の白い世界を思いうかべますが、昭和基地の周りは夏になると岩が出てくるそうです。
南極の石
南極の石。赤いつぶがガーネットです。
表面が氷にけずられてデコボコしていて、中にガーネットの小さな赤っぽい粒が入っていました。

格納庫には他にスノーモービルがありました。
昔は犬ぞりで荷物を運んでいましたが、今はスノーモービルを使うそうです。なぜかというと、今は犬をつれていけないからです。
「環境保護に関する南極条約議定書」が発効され、犬の持ちこみが禁止になったからだそうです。

「しらせ」と書いてある金色の大きな鐘
格納庫からブリッジ(操縦室)へ移動する途中には、「しらせ」と書いてある金色の大きな鐘をみつけました。
ですが、鐘は事故や火事の時にしか使わない物で、客船では鐘で時刻を知らせることがあるのですが「しらせ」ではしないそうです。

その後ブリッジに案内してもらいました。
以前、客船「にっぽん丸」のブリッジを見学した時とくらべると、広くて機械が少なく感じました。
電子海図や、ロール(横揺れ)ピッチ(縦揺れ)など船の状態がわかるディスプレイをはじめとする最新の機器がコンパクトになったからだと思いました。

「南極の氷
氷にさわっているところ。
気泡がはじけるのが手のひらにつたわります。
船からおりた後、さわれる展示として、“南極の氷”があったのでさわってみました。
耳を近づけると、「プチプチプチプチ」、「パチパチシュワシュワ」という音が聞こえてきました。
それはまるで、炭酸飲料の泡がはじけるような感覚でした。
「南極の氷
地層のように重なっている
南極の氷
これは、いったい何でしょう?
これは、こまかい気泡がはじける音です。
雪がつもった後、長い間におしつぶされて氷になるので、空気がとじこめられてしまいます。
その中に入っている空気は、なんと数万年前の空気なのです!

不思議ですね!

次は第56次南極観測に向けて11月11日に日本を出発し、約2週間後にオーストラリアで観測隊をのせて南極へ向かう予定です。

*取材は、「しらせ」公開当日に許可を得て行いました。


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